オリックス 必勝継投で決戦制す!指揮官「すでにランナーズハイ」

[ 2014年10月2日 05:30 ]

最終決戦を控えストレッチを行う松葉

 パ・リーグは2日、首位ソフトバンクと2位オリックスがヤフオクドームで激突する。最終戦となるソフトバンクが勝てば3年ぶりのリーグ優勝が決定。オリックスは勝てば優勝へのマジックが「1」で再点灯する。1日はソフトバンクが全体練習を行い、オリックスは投手だけが調整した。

 天王山も「必勝リレー」で制す。オリックス・森脇監督はこの日、決戦に向け「ブルペンで頑張ってくれた人たちは、あす、いつもと同じように出番が来る」と断言。従来のスタイルを貫き、早めの継投で勝負する覚悟を示した。

 先発はディクソン。もちろん、序盤からピンチを招けば、あっさりと諦める。左打者には左腕・松葉を挟んで、比嘉、そして岸田、馬原、佐藤達とつないで、最後は平野佳。これぞ自慢の必勝継投だ。先月26日の本拠地最終戦の後は神戸から札幌、千葉、仙台と全国各地を転戦。航空機、新幹線など4日間で約3300キロの移動を経て、福岡入りした。投手陣はヤフオクドームで最終調整し、休日予定だった佐藤達は自主参加。「ホテルにいても、やることないですから」と笑いながら、汗を流して気持ちを高めた。負ければジ・エンドだが、悲壮感はない。「うちは負けられない状態が続いて、すでにランナーズハイ。いい意味でほぐれて、力が出しやすい状態だよ」。指揮官の顔にはどこまでも自信に満ちあふれていた。

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2014年10月2日のニュース