大田に、橋本に不満…原監督 若手まだまだ「勉強の余地がある」

[ 2014年10月2日 05:30 ]

<ヤ・巨>5回無死、ソロ本塁打の井端(左)とグータッチを交わす巨人・大田

セ・リーグ 巨人1-2ヤクルト

(10月1日 神宮)
 リーグ3連覇達成後に3連敗。勝敗よりも、巨人の原監督は若手のアピール不足に物足りなさを感じていた。

 「(大田)泰示はあそこで自分を表現できたらね。力んでカットマンに投げているようじゃ、まだ勉強の余地がある」

 そう振り返ったのは、1―1の6回1死三塁の場面だ。飯原の中堅やや浅めの飛球で、大田は本塁へのダイレクト返球で勝負できずに、中継への返球にとどまった。1点を追う8回1死一、二塁ではフルカウントから橋本が空振り三振。スタートを切っていた二塁走者が三塁でタッチアウトとなり、好機を逸した。「到(橋本)も三振とヒットの数が同じではね。工夫しないと」と指揮官は言った。長野が右膝痛を抱えて2軍調整中。大田と橋本は先発出場だけでなく、試合途中からの守備や代走という点でも、欠かせない戦力だ。3三振を喫した橋本は「今は甘い球が来ても前に飛ばない。でもやるしかないです」と前を向く。レギュラーシーズンは残り4戦。内容にこだわれる今だからこそ、細部にわたって見つめ直す必要がある。

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2014年10月2日のニュース