金子誠　涙の引退セレモニー「自ら決断してゴメンナサイ」

＜日・楽＞スタンドに手を振る金子誠

パ・リーグ 日本ハム８―１楽天

（10月1日 札幌Ｄ）
　涙が止まらなかった、同じように今季限りで引退する稲葉や家族からの花束贈呈…２１年の現役生活にピリオドを打つ日本ハム・金子誠の目から大粒の涙がこぼれた。

　セレモニーのあいさつでは先輩やチームメート、裏方などの関係者、家族、そしてファンに感謝の言葉を述べ「北海道に移転して１１年。生まれ変わった野球選手として北海道の大地とファンに囲まれて、とても素敵な１１年を過ごすことができました」と振り返った。

　一方で「こんなにたくさんの人に支えてもらったのに、自ら引退を決断してゴメンナサイ」「僕のために集まってくれてありがとう」「今から帰るまで気をつけて帰ってください」と“金子節”を交えてファンの笑いも誘い、最後は場内を一周してファンに別れを告げた。