ロイヤルズ 先発シールズ興奮「こんな台本はだれも書けない」

[ 2014年10月1日 16:57 ]

サヨナラ打を放ったペレス(右)はヨースト監督と抱き合う (AP)

ワイルドカードゲーム ロイヤルズ9―8アスレチックス

(9月30日 カンザスシティー)
 29年ぶりにプレーオフ出場を決めたロイヤルズはその大舞台で劇的な勝利を飾った。

 先発のシールズが初回にいきなり2点を失うも3回にケーン、ホズマーの連続適時打で3―2と逆転に成功したロイヤルズ。しかし、継投策が裏目に出て6回に5点を失った。

 それでも、8回にケーンとバトラーの適時打で1点差に迫ると9回には青木の犠飛で試合を振り出しに戻し、延長戦に持ち込む。

 迎えた12回、カヤスポの適時打でアスレチックスに勝ち越しを許すも、あきらめないロイヤルズはその直後にホズマーの三塁打で1死三塁とし、コローンの内野安打で再び同点に。最後はペレスの左翼線への適時打で試合を決めた。

 「あきらめないというチームの姿勢を見せられた。この試合は自分が今まで経験した中で最高だ」とコメントするのはこの試合で3回の適時打を含む3安打と活躍を見せたホズマー。先発したシールズは「こんな台本はだれも書けないだろ」と目を疑うような逆転勝利に興奮を隠しきれない様子だった。

 ヨースト監督は「こういう試合は自分の野球人生の中でもあまり経験がない。6回に逆転を許した時も選手たちは決してあきらめなかった。素晴らしい試合だったよ」とチームの勝利に頬を緩ませ、選手たちをねぎらった。

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2014年10月1日のニュース