原監督 来季4番候補に大田「チャンスはある」

[ 2014年10月1日 05:30 ]

ダッシュする大田(右端)ら選手たち

 巨人・原監督が来季の4番候補として、大田泰示外野手(24)の名前を挙げた。

 30日の川崎市ジャイアンツ球場での全体練習。大田のバックスクリーン直撃の打撃練習を見ながら「泰示が来年4番にでも座ってくれれば、超攻撃型のチームになる。今年は4番バッターに苦しんだシーズン。チャンスはあるわけだから」と語った。

 今季は阿部、村田の不振もあり、4番には優勝までに7人を使った。優勝決定後、9月27、28日のDeNA戦(横浜)で大田を4番に据えた。「巨人軍第81代4番」として27日には中前適時打。17日の広島戦(マツダ)で代打逆転2ランを放ってから、打率・333、2本塁打、10打点と覚醒の予感はある。「今は泰示ちゃんから、泰示君に変わったぐらい。泰示さん、最後に泰示殿、と言うようになればね」と独特の表現で大きな期待を寄せた。

 1日のヤクルト戦(神宮)から、阿部が先発復帰予定で、大田は4番から外れる。指揮官はポストシーズンに向けて「修一(村田)と阿部の2人が大けん引者になってほしい」としたが、大田にも走攻守で果たすべき役割がある。原監督は「ラッキーボーイじゃなく常に結果を出すことが大事」とした。

 この日、志願の特守を行った大田も「(4番構想に)凄いですね。巨人の4番は特別。一打席一打席を大事にしたい」と指揮官の思いを重く受け止めていた。

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2014年10月1日のニュース