藤浪がセ46年ぶり快投 福留「よく暴れるなと思って見ている」

[ 2014年9月19日 21:42 ]

<神・中>高卒で2年連続2桁勝利を挙げた藤浪(左)は両手を広げ10勝にポーズ。左は福留

セ・リーグ 阪神9―3中日

(9月19日 甲子園)
 阪神の藤浪がセ・リーグでは67、68年の江夏豊以来となる46年ぶりの高卒1年目からの2年連続2桁勝利を飾った。

 「初回から先制を許してしまった。ここ(お立ち台)に立っていいのかなというのもあるが、たくさん点を取ってくれた野手の皆さんに感謝したい」

 初回、四球から味方の失策が絡んで2失点。2回にも1点を失った。それでも味方打線の援護に守られて立ち直りの気配を見せると、6回には荒木の打球が左大腿の内側に直撃するなど2死満塁のピンチを招いたが、大島を空振り三振に斬た。

 「調子は悪くなかったが初回からバタバタしてしまった」という右腕とともにお立ち台に上がった3安打3打点の福留は「よく暴れるなと思ってみている」と藤浪の投球を評したが、悪いなりにも試合をつくるのが右腕の真骨頂。結局、7回を3失点(自責点1)で今季10勝目を挙げた。

 高卒1年目の昨季10勝に続く2年連続2桁勝利は、松坂の16勝(99年)、14勝(00年)以来14年ぶり。球団では江夏の12勝(67年)、25勝(68年)以来46年ぶり。藤浪は「高卒で何かするたび江夏さんは付いてまわる名前。少しでも近づけるように今後も頑張っていきたい」と話していた。

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