原監督勝負手!中3日で沢村 17日は1回4失点降板

[ 2014年9月19日 05:30 ]

練習中に笑顔を見せる沢村

 リーグ3連覇へ優勝マジックを8とした巨人・原監督は広島から帰京。大詰めを迎えた戦いを見据えた。

 「あと14試合か…。8勝すればいいんだな。8勝をまず目指す。周りは関係ない」

 気持ちを引き締めた指揮官。目標はリーグ優勝の先、日本一奪回にある。「もしそれ(リーグ優勝)を達成したとしても、まだまだ、ひと山、ふた山あるわけですから」。自力でのマジック減らし指令は、あくまでリーグ優勝が最終ゴールではないとのメッセージだ。

 19日からはヤクルトとの3連戦(東京ドーム)。原監督は勝負手の一つとして、21日の3戦目に沢村を中3日で先発させることを明らかにした。17日の広島戦(マツダ)で1回4失点で降板した右腕。2回に代打を送る際に、ネクストバッターズサークルにいた沢村に「よしっ、日曜日にいくぞ!」と通告したという。32球と球数も少なかったことから、奮起を促す意味でも早めに雪辱の機会を与えることになった。

 川崎市のジャイアンツ球場でダッシュを繰り返した沢村は「先発が1イニングで降りるのは、やってはいけないこと。モチベーション、メンタルの面をしっかり調整して、次(借りを)返せるように頑張りたい」。川口投手総合コーチも「CSもにらめば調子を維持しないと」と話した。

 原監督は「(マジック)8までは早かったことは早かったかな。でも(意識するのは)4とか5、あるいは2になってからだな」と言った。最後まで力強く歩を進める。

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2014年9月19日のニュース