貴重な適時打の駿太「少しでも楽に投げてもらいたかった」

[ 2014年9月18日 22:12 ]

<オ・ソ>6回2死一・二塁、駿太が右中間に適時二塁打を放つ

パ・リーグ オリックス3―2ソフトバンク

(9月18日 京セラD)
 オリックスが効果的な2本の適時打でソフトバンクとの首位攻防戦での勝ち越しを決めた。

 2回、2死一、二塁の場面で伊藤は「ずっとやられている。このままやられる訳にはいかないので、強い気持ちでいった」とこれまで2勝を献上しているソフトバンク先発の武田から先制の適時打を放った。

 「先制点が欲しかった。いい当たりではなかったが、ヒットになってよかった」と連夜のお立ち台に笑顔を見せる伊藤。バットだけでなく、マスクをかぶっても6人で継投した投手陣を好リード。「うちの投手は最高の投手しかいない。点を守り切って、勝つことに執念を燃やした」と力強く語った。

 6回に貴重な追加点となる適時二塁打を放ったのは駿太。「前の打席でチャンスに打てなかったので絶対打ってやるという気持ちであの打席に入った」と振り返り、「少しでも楽に投げてもらいたかったので打ててよかった」と投手陣への援護に表情を緩ませた。守っては初回に内川の大飛球をジャンプ一番で好捕。チームのピンチを救った駿太は「たまたま(グラブに)入りました」とファンの笑いを誘った。

 この勝利で首位・ソフトバンクに2・5差と迫った。「うれしいです!」。伊藤と駿太が同じコメントを口にすると、オリックスファンから大きな歓声が沸き上がった。

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2014年9月18日のニュース