マー君 22日復帰戦は75球限定 指揮官慎重な姿勢崩さず

[ 2014年9月18日 05:30 ]

<レイズ・ヤンキース>黒田(左)と談笑する田中(AP)

 右肘を痛め故障者リスト入りしているヤンキース・田中が、21日(日本時間22日午前2時5分開始)の本拠地でのブルージェイズ戦に先発で復帰することが正式に決まった。15日にマイナー選手を相手に試合形式の練習に登板し、5回無失点で計65球。一夜明けて肘などの状態を確認し、GOサインが出た。

 「マウンドで、しっかり自分のパフォーマンスが出せるのかどうか。そこを確認するのが一番だし、その中でチームを勝利に導ければ」と田中は話した。7月10日の検査で右肘の内側側副じん帯に小さな裂け目が見つかった。長いリハビリを経て臨む75日ぶりの実戦マウンド。本来の投球ができない場合や、肘に再び異常があった場合には、じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切る可能性も残す。田中の来季以降を占う上で大事な試金石となる。

 ジョー・ジラルディ監督は「次のブルペンを見て判断するが、(試合では)70球から75球になるだろう」と慎重な姿勢を崩さない。エースの右肘の状態は、来季覇権奪回を目指すチームの命運も握っているからだ。

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2014年9月18日のニュース