中畑監督からチュ~!“リフレッシュ休暇”のブランコ 代打で劇弾

[ 2014年9月16日 05:30 ]

<D・中>9回1死、左越えにサヨナラ弾の代打・ブランコ(右)は中畑監督に祝福される

セ・リーグ DeNA4-3中日

(9月15日 横浜)
 「リフレッシュ休暇」が劇弾を生んだ。DeNAは3―3と追い付かれた直後の9回1死。代打ブランコが7試合ぶりの一発となるサヨナラアーチで決着をつけた。

 「(打ったのは)フォークボールかスライダー。高いゾーンの変化球を探していたんだ」。初球、2球目と祖父江のスライダーを空振りしながら、3、4球目の低めのスライダーを我慢して見極め、甘く入った5球目を仕留めた。

 チームは9連戦中の7試合目。休養のために先発を外れたブランコは代打要員として待機していた。打席に入る直前には進藤打撃兼作戦コーチから「早く家に帰りたいから試合を終わらせてくれ」と送り出され、左中間スタンド最前列に自身3度目のサヨナラ弾となる16号ソロを放り込んだ。

 感激した中畑監督は「最高だね。格好いい」と助っ人の頬に思わずチュー。初回の梶谷の先頭打者弾に始まり、最後も本塁打締め。残り19試合。逆転CS進出に向けて、勢いがつく勝利となった。

 ▼DeNA・三上(1点リードの9回に同点とされながら、ブランコのサヨナラ弾でプロ初勝利)違う形で勝利したかった。反省しかありません。

 ≪月間3本は球団50年ぶり≫DeNAは初回に梶谷が自身通算3本目の先頭打者弾。過去の2本は今月9、10日ヤクルト戦で、月間3本は64年6月に重松省三がマークした球団最多記録に50年ぶりに並んだ。9回には代打のブランコがサヨナラ弾。代打サヨナラ本塁打は今季両リーグ初で、チームでは03年7月18日巨人戦で小田嶋がマークして以来8本目になる。なお、この日のように初回先頭打者本塁打で始まり、サヨナラ本塁打で勝利したチームは、7月30日に巨人がDeNA戦(坂本→亀井)で記録して以来。DeNAでは08年6月21日西武戦(金城→村田)以来4度目となる。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月16日のニュース