歳内 圧巻3回6K!大敗の中で唯一光明、自己最速148キロも

[ 2014年9月14日 07:35 ]

<神・広>カーブを駆使して3回無失点の好投を見せた歳内

セ・リーグ 阪神5-17広島

(9月13日 甲子園)
 2回から2番手で登板した阪神の歳内が、圧巻の投球を見せつけた。4回までの3イニングを、6奪三振の完全投球。自己最速タイの148キロも計測し、他の3投手が崩壊する中、一人だけ存在感を際立たせた。「鶴岡さんの構えたところにしっかり投げようと。配球も任せました」。直球主体で3回には丸、ロサリオ、梵を3者連続三振に斬った。

 「いつ行ってもいいように準備はしていた。直球の勢いも出始めている。中継ぎは、短いイニングを全力でいけるので」

 緊急出動にやや動揺したのか、最初の打者・大瀬良にはフルカウントまで粘られた。だがきっちりと見逃し三振。ここから波に乗ると、回を追うごとに安定感は増した。「走者がいる場面でも投げることがあると思うので、そういう時もしっかり投げないと」。先を見据えた言葉も頼もしい。

 これで再昇格した8月31日ヤクルト戦から5試合計10イニングを1安打無失点。抜群の安定感を誇る。残り15試合。自力での甲子園CSは消えても、晴れ舞台でのマウンドへ向け、ただひたすらに「ゼロ」を積み重ねる。

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2014年9月14日のニュース