ロッテ里崎 涙の引退会見「夢の中のような16年間だった」

[ 2014年9月12日 16:24 ]

引退会見で涙を見せる里崎

 ロッテの2005、10年の日本一に貢献し、今季限りで現役を引退する里崎智也捕手(38)が12日、千葉市のQVCマリンフィールドで記者会見し、涙で声を詰まらせながら「夢の中にいるような16年間だった。自分の思い描いた以上の成績を残せた」と感慨深げに振り返った。

 ロッテ一筋でプレーし、最も印象深い試合には31年ぶりのリーグ優勝を決めた05年のプレーオフ第2ステージ第5戦を挙げた。投手の特長を引き出すリードと勝負強い打撃で活躍したが、5月に左膝を手術するなど近年は故障に苦しみ「気力に体力が追い付いてこなかった」と決断理由を説明した。今後は未定。

 里崎は徳島・鳴門工(現鳴門渦潮)高から帝京大を経て1999年にドラフト2位で入団。日本代表が優勝した06年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではベストナインに輝いた。通算成績は1088試合出場で、打率2割5分6厘、108本塁打、458打点。

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2014年9月12日のニュース