松井裕、100Ｋ達成も６回途中４失点ＫＯ　本拠初勝利またお預け

＜楽・オ＞４回を終え、ベンチへ引き上げる松井

パ・リーグ 楽天５―４オリックス

（9月8日 コボスタ宮城）
　楽天の松井裕樹投手（１８）が８日のオリックス戦１８回戦（コボスタ宮城）に先発。５回２／３を投げ、４安打４失点で降板。本拠地での初白星はまたしてもお預けとなった。

　ここまで奪三振数「９５」としていた松井裕は４回にこの日５個目の三振を奪って、球団では０７年の田中以来７年ぶりとなる高卒新人１００奪三振を達成。４回まで１安打無失点と順調にイニングを重ねていたが、５回、急きょ崩れた。

　２死走者なしから安打や四球、暴投などで２死満塁とし、ヘルマンに走者一掃の適時二塁打を許すと、さらにペーニャにも適時打を浴びて、この回４失点。６回にはこの日５個目の四球（死球１）を出し、２死からボークで２死二塁となったところで交代を告げられた。

　課題の制球を乱してこれで４戦連続で勝ち星なし。チームの逆転サヨナラ勝ちで黒星は免れたが「また同じ失敗を繰り返してしまった」と悔しそうだった。