捕手は小林と一塁阿部だけ…原監督 故障リスク覚悟の大胆用兵

[ 2014年9月5日 09:18 ]

<巨・広>試合後、原監督(左)はガッツポーズ

セ・リーグ 巨人1-0広島

(9月4日 宇都宮)
 1―0の勝利に導いたのは巨人・原監督の決断も大きかった。ベンチ入り捕手は阿部と小林の2人。阿部を一塁、小林は捕手に据え、2人ともスタメンで使った。

 原監督は「(内野手の)寺内といういいキャッチャーもいるからね」と平然と話したが、故障のリスクを考えたら、できない用兵だった。小林は沢村を前回完封に導き、相性は抜群。阿部は4番として本来の姿に戻りつつあり、欠くことはできない。その両立の中で、小林は内外角に加えて、高めも使う配球で沢村を導いた。

 3試合とも安打数は広島を下回った。打者は1点でも多く、投手は1点でも少なく。誰が出ても、その信念に揺らぎはなかった。原監督は「まだ課題があるんだよね、ウチのチームには」と話したが、チームの芯の強さが際立った3連勝だった。

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2014年9月5日のニュース