オリックス屈辱の3連戦で3・5差 森脇監督「オレに課題」

[ 2014年9月5日 05:30 ]

<ソ・オ>4回の攻撃前に円陣組むオリックスナインと思案顔の森脇監督(右端)

パ・リーグ オリックス0-2ソフトバンク

(9月4日 ヤフオクD)
 屈辱の3連戦だった。ゲーム差1・5で乗り込んだ敵地・福岡。オリックスは初戦こそ引き分けたが、前日3日の金子、この日の西で連敗。ハーラートップ12勝コンビを、ともに中5日で先発に立てる必勝態勢も実らず、差は3・5にまで開いた。

 重い空気がチームにまとわりついた。3回2死一、二塁。4回2死満塁と好機を立て続けに逃すと、4回に先発・西が先制点を失う。2点を追う7回には1死二、三塁と同点機を作ったが、決定打が出なかった。

 「この3連戦に関しては選手、コーチはいい準備をして、試合の中でもしっかり動いてくれた。それをうまく機能させるのがオレの仕事。オレに課題が残った」

 森脇監督は敗戦の全責任を背負い、淡々と3連戦を振り返った。

 得点源の不調が打線に暗い影を落とした。リーグトップの打率を残す糸井はこの日、4打席のうち3打席で得点圏に走者を置いた場面で登場したが、いずれも凡退。この3連戦は12打数1安打だった。5回1死二塁、二直が併殺になった不運を問われると「うん、まあ、そやね」と一言。思い詰めた顔で帰りのバスへと乗り込んだ。

 18年ぶり優勝に向け、痛すぎる1分2敗。だが、直接対決は16~18日(京セラドーム)を含む4試合。残り試合数自体もソフトバンクより5試合多い。「地元の3連戦でやられたのを返す」と指揮官。悲観するのは、まだ早い。

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2014年9月5日のニュース