済美・上甲氏通夜に700人 明徳・馬淵監督「悲しい。悔しい」

[ 2014年9月4日 05:30 ]

<済美・上甲監督通夜>弔問に訪れた明徳義塾・馬淵監督

 センバツで2校を初出場優勝に導き、2日に67歳で死去した愛媛・済美高監督の上甲正典氏の通夜が3日、松山市内の斎場で営まれた。親交が深かった高知・明徳義塾高の馬淵史郎監督(58)や、教え子のヤクルト・岩村、指導を受けた済美高の安楽智大投手(3年)ら約700人が参列し、別れを惜しんだ。

 8月末に見舞った馬淵監督は「ありがとうございました以外に掛ける言葉がない」と心境を明かし「あの人でも病気に勝てなかったと思うと悲しい。いや、悔しい」と唇をかんだ。長女で喪主の夕美枝さんは「夏の大会以降も、野球を続ける気概を持っていた。父も上甲スマイルで感謝していると思う」とあいさつした。葬儀・告別式は4日午後1時から行われ、安楽投手が弔辞を読む。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月4日のニュース