巨人 4日にもM22点灯 原監督「ここだな」ワンチャンスで逆転!

[ 2014年9月3日 21:50 ]

<巨・広>降りしきる雨の中、ジャビットと抱き合う原監督

セ・リーグ 巨人4―2広島

(9月3日 前橋)
 首位攻防戦で眼下の敵・広島を連破。原監督の勝負師のタクトが勝利を引き寄せた。1点ビハインドの5回だ。ロペス、村田の連続長単打で1死二、三塁とすると、5回まで3安打1失点と好投していた先発・小山の打順で、代打・井端を送った。

 「数少ないチャンス。ここだなというところだった」と原監督。広島の先発・前田健には4回まで1安打無失点と抑え込まれていた。

 そして井端が指揮官の期待に応える。カウント2ボール2ストライクからの5球目。右方向に叩きつけるとボテボテのゴロ。しかし、打球は捕球にいった前田健、一塁・松山の間をすり抜けていった。これで逆転に成功すると、続く長野が左翼席に2ランを叩き込み一気に突き放した。

 「バットに当たらないことには点は入らないので。いいバッティングではなかったが結果は最高です。ゴロを打てば三塁ランナーが還ってくるので、なんとか当てることを考えていました」と井端。長野も「無我夢中だったので感触は覚えていないが、良かったです」と笑顔を浮かべた。

 守備では終盤、再三ピンチを背負いながらも、リリーフ陣がなんとか1失点で踏ん張り逃げ切った。大事な首位攻防戦で勝負強さを発揮した巨人。早ければ4日にも優勝マジック「22」が点灯する。

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