「延長50回」中京球児が義援活動 崇徳高地元広島に送る募金集め

[ 2014年9月3日 05:30 ]

 全国高校軟式野球選手権大会で優勝した中京高の選手たちが2日までに、準決勝で延長50回まで戦った崇徳高の地元・広島市で起きた土砂災害の被災者に送るため、募金活動を始めることを決めた。

 中京高によると、3日から軟式野球部の選手たちが40クラスを回り、募金を呼び掛ける。集めた募金は崇徳高を通じて寄付する。軟式野球部の後藤敦也主将から学校に凱旋した1日に申し出があった。準備を整えて3日からとなり、ホームルームの時間を利用して部員が各クラスを回ることになった。

 後藤主将は「決勝戦では崇徳高の方々からも応援してもらった。感謝の意味も込めて募金活動を行いたい」と意気込んでいるという。

 和田尚副校長は「生徒から出た自主的な話なのでうれしい。支援活動に目を向けてくれた気持ちも大切にしたい」と選手たちの気持ち、ライバルたちと育んだ友情を喜んだ。崇徳高校は被害の大きかった安佐南区に隣接する西区にある。

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2014年9月3日のニュース