おかわり 一時単独トップの28号 ハイペース8月11本目

[ 2014年9月1日 05:30 ]

<西・オ>初回1死一塁、中村は28号2ランを放つ

パ・リーグ 西武6-5オリックス

(8月31日 西武D)
 し烈なパ・リーグのキング争い。その口火を切ったのが、西武・中村だ。先制した直後の初回1死一塁。吉田一の甘く入った初球、142キロ直球を左中間席に運んだ。

 3試合ぶりの一発となる28号2ラン。「良かったです。(前日の1―15大敗から)切り替えてできた」と振り返った。

 この時点で今季初めて単独トップに躍り出た。しかし、岸が4回にペーニャに右翼ポール際に28号ソロを被弾。すぐさま追いつかれた。それでも4度本塁打王の男は「全然気にしてないです」と冷静だった。

 この日は心強い援軍があった。「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」が開催され、子供たちのヒーローでもあるウルトラマンレオとギンガが来場。2児の父でもある中村は「何かしらのもの(グッズ)は持ってますよ」とニヤリ。レオは敵の弱点を、片手で狙い撃つ一撃必殺「レオチョップ」を得意とする。中村も初球を、一撃で捉えた。

 8月は25試合で11本塁打のハイペース。2年ぶりのキングを目指す主砲は「ウルトラマンレオに力をもらいました」とおどけてみせた。4打数無安打だった同僚・メヒアも27本。田辺監督代行は「タイトルという名誉なことがかかっているんだから」とチーム内の競争を歓迎していた。

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