頭部死球でチームが団結 中畑監督「本人は“いきます”と」

[ 2014年8月31日 20:25 ]

<D・巨>勝利を喜びナインを迎える中畑監督(左から3人目)、井納(同4人目)

セ・リーグ DeNA5―3巨人

(8月31日 横浜)
 DeNAの中畑監督が連夜の巨人討ちにいつも以上に興奮を隠せなかった。

 「当たりも良くなかったけど、すべてがうちに味方してくれた。バットに気持ちが乗り移ったね」

 そう振り返るのは1点を追う7回。前日サヨナラ打の桑原への頭部死球が絡んでの逆転劇だった。代打・後藤の放った三塁ベースに当たる同点の適時二塁打と、代打・松本の放った前進守備の頭上を越える勝ち越しの中前2点打。いずれも当たりはよくなかったが、執念を感じさせる逆転劇だった。

 その桑原について「本人は倒れている時も“いきます”と言っていた。ただ大事をとって代えたが、意気込みは凄いものがあった。みんなでカバーした」と中畑監督。

 最後は「ファンの力もあった。バァーッときた。いいチームになってきた」とまくしたて、風のように会見場を後にした。

続きを表示

2014年8月31日のニュース