デスパイネ“ただいま弾”で連敗止め笑顔「体は100%」

[ 2014年8月31日 17:18 ]

<日・ロ>7回無死、デスパイネは中越え本塁打を放つ

パ・リーグ ロッテ2―1日本ハム

(8月31日 東京D)
 頼もしい主砲の復活とともに、ロッテが“連敗”を抜け出した。0―0と緊迫した展開で迎えた7回の第3打席。デスパイネがそれまで2三振と抑えられていた日本ハム・上沢の失投をとらえた。高めにきた123キロのスライダーを強振。豪快に打球をバックスクリーン方向へと弾き返した。

 均衡破る先制の中越え6号ソロ。今江とのアベック弾で試合を決めた。「帰ってきた最初の試合でホームランが打てて、それが勝利につながったので本当にうれしいよ」。19日のオリックス戦(QVC)以来となる感触に、デスパイネは笑顔を浮かべた。

 20日のオリックス戦(QVC)で右脇腹に違和感を覚え途中交代。翌21日に登録抹消された。そこからチームは9試合で2勝7敗、この日まで5連敗中と苦しんでいた。「勝てない日が続いていたが心配していなかった。自分の体を治すことを考えていた」とデスパイネ。「体の方は100%、心配ない」。この日のフルスイング弾で完全復活を証明してみせた。

 日本ハム戦の連敗も10で止め、29日に52歳の誕生日を迎えた伊東監督にも、ようやく白星をプレゼントできた。「監督の誕生祝いができて良かった」。デスパイネは打席とは違う愛くるしい表情で喜んだ。

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