DeNA桑原 G戦今月2度目劇打!古巣打倒執念の中畑監督満面笑み

[ 2014年8月31日 05:30 ]

<D・巨>サヨナラ勝ちに歓喜の桑原(中央)らDeNAナイン

セ・リーグ DeNA5-4巨人

(8月30日 横浜)
 執念だった。延長10回2死二、三塁。DeNA・桑原はマシソンの156キロの内角高め直球をバットを折りながら左前に落とした。

 劇的なサヨナラ打に「マシソンの球は速かったが、受け身になってはいけないと思った。食らいついて…それだけです」と興奮が収まらなかった。

 感動を再現した。今月5日の巨人戦(新潟)でも12回にサヨナラ右前打。巨人戦は21打数9安打、打率・429とめっぽう強い。この日は6回の守備から途中出場。10回無死満塁で山崎が三ゴロ併殺打に倒れた直後に歓喜の一打を放ち、古巣打倒に執念を燃やす中畑監督は「今日の1勝は何勝分も価値がある。(監督賞を)倍にしようかなと思う。思うだけだよ」と満面の笑みでねぎらった。

 愛称は日本人離れした風貌と身体能力から「ジャマイカ」。21歳の成長株はお立ち台で「コマネチ」を連発して喜びを爆発させたが、反省も忘れなかった。「8回の守備で坂本さんの(右中間の)打球を捕れなかった。もっと練習しないと」。目指すは外野で不動のレギュラーだ。

 ▼DeNA・グリエル(8回に左越え同点ソロを放つなど初の4安打)巨人はキューバにいた時から偉大なチーム。4安打より勝てたことが非常にうれしい。

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2014年8月31日のニュース