マー君 シート打撃で不満の49球「良かったなと思えるものなかった」

[ 2014年8月29日 05:34 ]

<タイガース・ヤンキース>試合前、シート打撃に登板する田中

 右肘じん帯部分断裂で故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手(25)が28日(日本時間同日深夜)、シート打撃に登板した。打者相手の投球は23日のフリー打撃登板に続いて故障後2度目。3イニングを想定し、イニング間には休憩も取りながら計49球を投げた。

 控え内野手のライアンを左右の打席に立たせ、計10打席中、安打性の当たりは2本。直球に加え、得意のスプリットなど全球種を投げた田中は「全てのボールで良かったなと思えるものがなかった。こんな状態では(メジャーで)投げられるとは思っていない」と不満げだった。ただ、投球を見守ったジョー・ジラルディ監督は「順調にきている。あすの反応を見て次のステップに進むかを決める」とし、メジャー復帰までに球数を75~90球まで増やす必要があると説明した。

 傘下マイナーのレギュラーシーズンが9月1日(同2日)で終了するため、今後はマイナー選手相手に実戦的な登板機会を設ける予定。2度目の打者相手の登板もこなし、復帰が予想される9月13日(同14日)のオリオールズ戦に向け、調整を進めている。

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2014年8月29日のニュース