勝負手も連勝ストップ…大谷“同一カード二刀流”７号

＜ソ・日＞５回無死、右越え本塁打を放つ大谷

パ・リーグ 日本ハム３－９ソフトバンク

（8月28日 ヤフオクＤ）
　日本ハム・大谷が今季初の「同一カード二刀流」で一発を放ったが、１５安打９失点と投手陣が崩れ大敗。チームの連勝は４で止まった。

　１点を追う５回、先頭で岩崎の初球のフォークを右翼席へ７号同点ソロを運んだ大谷は「僕は長打が持ち味だけど、チャンスでもっと打たないと」と悔しさをにじませた。

　カード初戦の２６日に７回１失点で１０勝目を挙げ、１２４球を投げたばかり。今季は首脳陣が故障のリスクを考慮し、登板カードでは投手調整に専念させ、昨年３度あった「同一カード二刀流」を封印してきた。だが、「３位死守」へ、栗山監督が前日の練習中に本人と直接話し合いを持ち、起用を決断した。

　９回には見逃し三振を喫したが、１６球も粘った背番号１１は「疲れはなかった。ただでさえ少ないチャンスなので一球一球を生かさないと」と貪欲に前を向いた。