プレート位置も水分補給も…オリ松葉 金子効果7勝

[ 2014年8月27日 05:30 ]

<オ・ロ>お立ち台でポーズをとる川端(左)と松葉

パ・リーグ オリックス8-0ロッテ

(8月26日 京セラD)
 強い気持ちを込め、左腕を力強く振った。オリックス先発・松葉が金子効果もあって5回1/3を4安打無失点と力投。チームの連敗を2で止めるとともに、7月29日西武戦(ほっと神戸)以来の7勝目を手にした。

 危なげない投球だった。1、2回をともに3者凡退で立ち上がり、その後もテンポよくアウトを積み重ねる。6回1死一、二塁で比嘉にバトンを渡したが、充実のリリーフ陣を考えれば、十分な結果だった。

 「金子さんにプレートの位置を変えて投げてみるのも、1つの手段だと教えていただきました」

 左打者の内角、右打者の外角への制球力が課題の左腕。交流戦中からプレートの三塁側を踏むようにしていたが、この日はエースの助言をもとに、左足のかかとが出るまで、踏む位置をずらした。ほんの数センチの工夫が安定へとつながった。

 技術面だけではない。松葉は水分補給の際、金子を見習い、冷水ではなく常温水を飲むようになった。

 「冷たいのがおいしい時期ですが、胃腸に来るから、バテるのが早く来る、と言われました」

 2年目左腕はエースの野球へのストイックな姿勢を吸収し、成長を続けている。

 森脇監督は「気持ちが入り、それがボールに伝わり、素晴らしい立ち上がりだった」と働きを認めた。首位・ソフトバンクが敗れ、ゲーム差は2・5に縮まった。オリックスは一体感を武器に逆転での頂点をうかがう。

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2014年8月27日のニュース