阪神 ハム宮西&中日・山井を本格調査 ともにFA取得

[ 2014年8月26日 05:36 ]

阪神が本格調査に乗り出した日本ハム・宮西

 阪神が19日に国内フリーエージェント(FA)の資格取得条件を満たした日本ハム・宮西尚生投手(29)を本格調査することが25日、分かった。

 手薄な左の中継ぎ陣に苦しむ猛虎が、パの鉄腕左腕の動向をマークしていくこととなった。宮西は2007年の大学・社会人ドラフト3位で関学大から日本ハムへ入団。ルーキーだった08年から昨年までに、リーグ史上初となる6年連続の50試合登板を達成した。今季もすでに54試合に投げ、その数字を7年に更新。防御率2・36で35ホールドをマークしている。

 2007年以降の大学・社会人ドラフトで指名された選手は、国内FA権取得が従来の8年から7年へと短縮。宮西はその適用第1号で、高校も阪神の地元である市尼崎出身だ。魅力はワンポイントではなく、セットアッパーとして1イニングを任せられる部分。右打者を全く苦にせず、今季も被打率は・189と低い。

 今季の阪神は安藤、福原、呉昇桓(オ・スンファン)の右投手トリオが勝利の方程式を担う一方、左のリリーフ陣が機能していない。昨年、チーム最多の61試合に登板した加藤は、2度の2軍降格。榎田、筒井も本来の力を発揮するまでには至らず、左のセットアッパー獲得は今オフの補強ポイントの一つであることは間違いない。

 宮西と並行して、先発投手陣では中日・山井大介投手(36)を筆頭候補として本格調査していくことも判明。来季37歳という年齢面での不安はあるが、今季は9勝(3敗)を挙げ、開幕から先発ローテーションを守っている。先発5、6番手がなかなか固定できないチームにとっては、貴重な存在になりそうだ。

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