ロッテ 延長サヨナラ打の今江「考えすぎると良い結果が出ないので…」

[ 2014年8月22日 23:28 ]

<ロ・ソ>延長11回2死一、二塁、サヨナラ安打の今江(左)はナインと喜び合う

パ・リーグ ロッテ4―3ソフトバンク

(8月22日 QVCマリン)
 ロッテがサヨナラ勝ちで4時間20分の激戦を制した。

 1―3と2点を追う5回に田村の2点適時打で同点に追いついたロッテは延長11回、2死一、二塁の場面で今江の左前サヨナラ打が飛び出した。

 「考えすぎると良い結果が出ないので、何も考えずに来たボールを思いきり振る」。そう打席に臨んだ今江はソフトバンク7番手・星野の投じた2球目のスライダーを力いっぱい叩くと打球はレフト前へ。「二塁走者が伊志嶺だったので還ってきてくれると信じていた」と言う通り、快足を飛ばして伊志嶺はホームに生還した。

 「3連戦の初戦を取れたのは大きい」と今江の表情はよろこびに満ちていた。

 今江とともに今週2度目のお立ち台に上がった田村は「(前回のお立ち台が)最初で最後かなと思っていた」。開口一番そう語って笑いを誘うと「たまたまいいところに落ちてくれただけ」と5回の同点打を振り返った。

 「打てないのでしっかり守ろうといつも思って頑張っています」と田村は守備でも良いところを見せ、11回無死一、二塁の場面で金子のバントを軽快な動きで素早く三塁へ送球。二塁走者を刺してチームのピンチを救った。

 伊東監督は「先発した涌井の7回3失点という踏ん張りが打線にいい流れをもたらした。チームに粘りが出てきた。最近沈みがちだった今江が最後に良く打った。この一本をきっかけにしてほしい。田村も若いが落ち着いたプレーができている。11回のバント処理は見事だった」と表情を緩ませていた。

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2014年8月22日のニュース