盗塁だけじゃない!健大高崎・脇本 プロレスラー並握力91キロ打法

[ 2014年8月22日 05:30 ]

<高崎健康福祉大高崎・山形中央>3回1死満塁、脇本は右翼線に適時二塁打を放つ

第96回全国高校野球選手権3回戦 高崎健康福祉大高崎8―3山形中央

(8月21日 甲子園)
 詰まりながらも打球を中前にはじき返した。6―3の8回2死三塁。高崎健康福祉大高崎の脇本が、山形中央・石川のカーブを叩く。

 この日5打点目に「調子は良くなかったけど、最後の打席で修正してセンター返しができた」と納得の表情を浮かべた。

 3回1死満塁では内角球に腕を畳み、右翼線に走者一掃の適時二塁打も放った。甲子園での3試合で13打数7安打、打率・538。春先からノーステップ打法に取り組み「ボールをしっかり呼び込んで打ち返せるようになった」と胸を張る。バットをリードする右の握力は91キロ。プロレスラーも顔負け、リンゴを片手で握りつぶしたこともある力は、ギリギリまで引きつけて打てる源だ。

 8回には二盗も決めた。今大会は失敗なしの6盗塁。大会記録に2と迫ったが「記録より、勝つために走る」ときっぱりと言った。22日の準々決勝の相手は、12年センバツ準決勝で敗れた大阪桐蔭。脇本は「先輩たちが負けているので、絶対に勝ちたい」と力を込めた。

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