イチロー シスラーに並んだ米2810安打 ウエーバー公示も動じず

[ 2014年8月10日 05:30 ]

<ヤンキース・インディアンス>6回無死一塁、ガードナーの時、二盗成功のイチロー

ア・リーグ ヤンキース10―6インディアンス

(8月8日 ニューヨーク)
 放出報道が再燃したヤンキースのイチローが、走攻守で気を吐いた。

 「9番・右翼」で先発出場。3点リードの6回2死一、二塁のピンチで、右中間を襲った飛球を背走しながらジャンプして好捕した。「真下に入り過ぎて、自分の手で(打球が)見えなくなってしまった。欲を言えば、もうちょっと角度をつけて入りたかった」。完璧を求める男らしく、少し不満げに話した。

 打っては7回に右前打。メジャー通算2810安打とし、球団によると、歴代48位のジョージ・シスラー(元ブラウンズ)に並んだ。イチローが04年のマリナーズ時代、年間最多の262安打を放つまで257安打で記録保持者だった男だ。

 米メディアはこの日、イチローがウエーバーにかけられたと報道。トレード交渉が進む可能性もある。しかし本人は気にする様子もなく、今季初の1試合2盗塁もマーク。14年連続の2桁盗塁に王手をかけた。ヤ軍は3連勝を収め、ア・リーグ東地区の2位を守った。両軍合計22安打、11四球と大味な展開の中で40歳の存在感が際立った。

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