復帰した球児「もう過ぎたこと 人生にはもっともっと大変なことある」

[ 2014年8月7日 15:50 ]

 カブスの藤川は戦いの舞台に戻った実感を素直に口にした。

 ―復帰登板を終えて。

 「現状で、試合で使える投球をしないといけない。今日はそれができた」

 ―気持ちの高ぶりは。

 「いつもここを想像しながらやってきた。現実に今日を迎えると、思ったほど大変ではなかった。人生にはもっと大変なことがあると感じた」

 ―いきなりピンチでの登板だった。

 「復帰戦で見たかった風景ではなかったけど、俺かなとは思っていた。焦って準備したわけじゃない」

 ―併殺は狙い通りか。

 「狙い通りだけど、僕が捕らなきゃいけない打球だったので、緊張しているんだなと思った」

 ―去年のデビュー時とは違う。

 「今のほうが落ち着いている。良い時もあれば悪い時もあるだろうけど、これからどうするかを常に考えていけば焦ることはない。そういう無駄な緊張感を生まないようにしっかり準備することが大事」

 ―復帰まで長かった。

 「もう過ぎたことですから。いつも楽な時ばかりじゃないし、しんどいことは誰にでもある」

 ―残りのシーズンをどう戦うのか。

 「今日がスタートだけど、チームとしては残り50試合。僕が投げるとしてもその半分ぐらい。多くても25試合ぐらいをしっかり完走できるようにしたい」

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2014年8月7日のニュース