先頭弾が決勝点に…岩隈 両球団初の珍事に泣く

[ 2014年8月5日 05:30 ]

<オリオールズ・マリナーズ>8回途中で降板する岩隈(右)(AP)

ア・リーグ マリナーズ0―1オリオールズ

(8月3日 ボルティモア)
 わずか1球に泣き、マリナーズ・岩隈はメジャー自己最多タイの109球の力投も報われなかった。

 オリオールズの本拠地オリオールパークでは初登板となった右腕。「最初は(マウンドが)ちょっと合わなかった部分がある」と振り返った初回。先頭のマーカーキスに投じたフルカウントからの6球目。「四球を出したくなかったので、確実にストライクを取りにいった」というスプリットが甘く入り、右越えに運ばれた。マウンドの感覚をつかんだ2回以降は相手打線を寄せ付けず、8回2死まで5安打1失点と力投したが、打線の援護はなくチームは零敗。初回の先頭打者本塁打の1―0で勝敗が決するのは両球団にとって初の珍事で、岩隈も「仕方ないというか、こういう試合もある」と自らに言い聞かせるように話すしかなかった。これで昨年7月20日のアストロズ戦から続いていた敵地での自身の連勝も9でストップした。

 ▼オリオールズ・マーカーキス 前回対戦したときは低めのスプリットで打ち取られた。浮いた球を逃さないようにした。

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2014年8月5日のニュース