デビューから一筋…ソフトバンク・五十嵐 600試合連続救援登板

[ 2014年8月4日 08:48 ]

<日・ソ>8回1死、稲葉を三振に打ち取り吠えるソフトバンク・五十嵐

パ・リーグ ソフトバンク3-1日本ハム

(8月3日 札幌D)
 豪快かつ老練な右腕は史上37人目の600試合登板を完璧な救援で飾った。8回に登板したソフトバンク・五十嵐は先頭の中田に1ボール1ストライクから経験の差を見せる。

 まずはクイックモーションでナックルカーブを投げ、空振り。追い込むと通常のセットポジションで同球種を続けての空振り三振だ。ベテランの稲葉には150キロ直球を内角へズバッ。ヤクルト時代チームメートの誕生日を宣言通りの三振で“お祝い”。かつて158キロのプロ野球最速タイ記録を保持した片りんものぞかせた。記録には「たまたま最初にチャンスをもらえたのが、中継ぎだった。一度は先発してみたい気持ちはあります。どこかでチャンスがあればね」と笑い飛ばす。

 デビュー以来救援のみでの達成は、藤田(元ソフトバンク)に並ぶプロ野球タイ記録だが「通過点として頑張っていきたい」ときっぱり。まずは新記録へ目を向けた。

 ≪初登板から救援 最多タイ記録に≫五十嵐(ソ)が3日の日本ハム14回戦(札幌ドーム)に8回から救援登板し通算600試合登板を達成した。プロ野球37人目。初登板はヤクルト時代の99年4月20日中日4回戦(神宮)。五十嵐はここまで先発が一度もなく全て救援。600試合連続救援登板は岩瀬(中)の764試合に次ぎ、藤田宗一(ソ)と並ぶ歴代2位タイ。初登板からでは藤田と並ぶ最多タイ記録になった。

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