阿部、悔しさぶつけた14年連続2桁弾、原監督に並び「すごく光栄」

[ 2014年8月2日 17:50 ]

<巨・広>お立ち台でポーズを決める内海(左)と阿部

セ・リーグ 巨人3―1広島

(8月2日 東京D)
 巨人の阿部が入団1年目から14年連続2桁アーチとなる今季10号で試合を決めた。6回、同点に追いついた直後に貴重な勝ち越し2ラン。その感触については「最高です」と静かな口調で振り返ったが、自分の一発で先発・内海に勝ち星がついたことには「もっと最高です!」と声を張り上げた。

 気持ちを込めた一撃だった。前夜の広島戦(東京D)では4番に入りながら4打数無安打に終わり、試合は引き分けに終わった。この日も4番に入った阿部。初回に1死二、三塁で打席が回ってきたが遊飛に倒れ、絶好の先制機を逃していた。「初回に僕が打っていれば楽な展開になった。そのことを忘れずに打席に入り、悔しさをぶつけました」。

 1年目からの14年連続2桁アーチ。今はベンチで指揮を執る原監督の現役時代に並んだ。「すごく光栄なこと」としながらも「まだ全然ホームラン打ててないので、これからも1本ずつ打っていきたい」と阿部。その表情に満足感はみじんもなかった。

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