輝き取り戻した涌井 初回の糸井併殺で「乗れました」

[ 2014年8月2日 17:47 ]

<オ・ロ>今季4勝目を飾り、ファンの声援に応えるロッテ・涌井

パ・リーグ ロッテ7―2オリックス

(8月2日 京セラD)
 12球団で唯一防御率1点台を誇るオリックス・金子千尋との投げ合いでロッテ・涌井が輝きを取り戻した。

 1点の先制点をもらった初回。「金子さんが相手だったので1点勝負になると思っていた。とにかく低めを意識した」という涌井は慎重になりすぎたのか、2四球で1死一、二塁のピンチを招く。だが、リーグ打率トップの糸井を二ゴロ併殺に仕留めて立ち直った。

 「立ち上がりは、どうなることかと思ったけど、糸井さんをゲッツーにとれて乗れました」。2回以降は緩急、コーナーを使い分ける巧みな投球でオリックス打線を0に封じた。2点リードの7回1死から原に右越え二塁打を許して無念の降板となったが、救援陣が何とか踏ん張り、その後打線の奮起もあって6月21日の中日戦(ナゴヤD)以来となる今季4勝目を手にした。

 西武からFA移籍した今季。ここまで4勝9敗と不本意な投球が続いていたが、好投手の投げ合いを制し、チームの連敗も止めた涌井。「これからも勝ち続けられるように」と表情を引き締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月2日のニュース