鳴門「うずしお打線」健在!1点差逃げ切り3年連続決めた

[ 2014年7月29日 05:30 ]

夏3連覇を果たし、歓喜の鳴門ナイン

徳島大会決勝 鳴門6―5鳴門渦潮

(7月28日 鳴門オロナミンC)
 鳴門の「うずしお打線」は今年も健在だ。鳴門渦潮の好左腕・松田が見せたほころびを見逃さない。4、5回はともに四球を足がかりに連打を浴びせ3得点ずつ計6点。主役を張ったのは4番・北尾だった。

 「今までやってきたことが実って良かった」

 短い言葉が、努力の量を物語る。森脇稔監督から「歴代で一番ヘボい4番」とハッパをかけられたのが6月。打順が7番から昇格して2カ月ほど経った時だった。「4番になって全く打ててなかった。見返してやろうと思った」。素振りとティー打撃合わせて1日500回を己に課した。

 成果は大一番で表れた。4回は左前に先制打、5回は左翼線に2点二塁打を放った。1点差まで詰め寄られた苦しい試合だっただけに4番の3安打3打点の働きがなければ、3連覇は実現しなかった。

 チームは徳島大会5試合で3度の2桁得点をマークするなど1試合平均9・6点を叩き出した。タレント揃いで全国8強入りした昨夏と比べれば長打力では劣るものの、ここ一番での強打は受け継がれている。今年も打って、打って聖地を沸かせる。

続きを表示

2014年7月29日のニュース