さらば貧打線…原監督の大予言「爆発するよ、8月中旬くらいから」

[ 2014年7月29日 05:30 ]

外野を歩く原監督

 京セラドームでの全体練習でナインの動きをベンチから眺めていた巨人・原監督が、おもむろに言った。「爆発するよ、8月中旬くらいから」。打線爆発の大予言だ。

 「あまり根拠はないけどな」と冗談めかしたが、過去には予言的中の実績もある。昨年4月6日に「あしたは慎之助あたりに1本(本塁打が)出てくれるといい」と話すと、翌7日に阿部が今季1号逆転3ランを放った。予言にはナインの奮起を促す意味もありそうだが、混戦気配の優勝争いから抜け出すには打撃陣の復活は欠かせない。

 ここまでは投手を中心とした守備力で接戦をモノにしてきた。しかし、投手陣に疲れが出る8月は、打ち合いとなるケースも増えてくる。「今後もその日のベストという形を取っていく」と話したが、いつまでも猫の目打線では、安定した戦いを生めないのも事実だ。

 原監督は並んで打撃練習をしていた村田と長野を見て「日大の校歌か何か流してあげるといいかもしれない」と語った。ともに日大出身。前日の中日戦(ナゴヤドーム)では、打撃不振で先発メンバーから外れた村田に対し「打点が一番多いのが(村田)修一の41か…。それでも少ない」と勝負強い打撃を求めた。後半戦は4番に入って打率・125の長野については「彼が4番に入る良さは、4番まで機動力を使えること。塁に出て相手に嫌がられる存在でないと」と注文をつけた。

 「リスタート(再出発)というわけではないけど心機一転頑張る」と村田が話せば、長野も「(前後を打つ)亀さん(亀井)とレスリー(アンダーソン)の調子がいいのでつなげば点が入る」と話す。指揮官の予言を現実にできるかは、選手の奮起にかかっている。

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