阪神・建山 待望1軍デビューへ「ホームで投げられれば幸せ」

[ 2014年7月29日 05:30 ]

甲子園でノックを受ける(左から)藤浪、建山、歳内、岩田

 阪神・建山義紀投手(38)が、29日ヤクルト戦(甲子園)から1軍に昇格することが決まった。6月25日の入団会見から1カ月強。入念に調整を行ってきたベテラン右腕が、夏場を勝ち抜く救世主となる。

 「復帰第一戦をホームで投げられれば、これ以上幸せなことはない」

 生まれ故郷の大阪、そして大観衆に包まれた甲子園で、勝敗を左右する終盤に「建山」の名がコールされる。安藤や榎田と共闘し、福原、呉昇桓(オスンファン)の方程式につなぐ役割を担う。ヤクルトには60発男のバレンティンに加え、売り出し中で打率・331の山田ら強力な右打者が控える。「基本的にはそうだと思う」と右斬りのポジション確立に並々ならぬ意欲を見せた。

 「実戦から離れていて(入団直後は)思うように体が動かなかったけど、しっかり投げられるようになってきた」

 ウエスタン・リーグでは4試合に登板し、防御率0・00。26、27日の同中日戦(新潟三条)では連投もこなした。初戦は1回2安打無失点、次戦も堂上直、福田の右打者2人を完ぺきに斬った。

 「1軍のナイターも見ていましたし、ビデオを見たりというのはありません」

 すでに他球団の予習はバッチリだ。7週連続で6連戦が組まれているが、建山を筆頭にした熟練救援陣で勝ちをつかんでいく。

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2014年7月29日のニュース