日大鶴ケ丘しぶとく競り勝つ「泥臭く、堅実に」

[ 2014年7月28日 16:16 ]

優勝した日大鶴ヶ丘の選手は萩生田監督を胴上げする

第96回全国高校野球選手権西東京大会決勝 日大鶴ケ丘2―1東海大菅生

(7月28日 神宮)
 1点を争う接戦を制したのは日大鶴ケ丘だった。打ち合いの見方もあったが、得点圏に走者を置いても先発投手が踏ん張る展開となった。

 6回に先制されたが、直後のその裏に2死二塁の好機で代打には主将の金井。「開き直って振った」という打球は遊撃の失策を誘って同点の一打となった。

 そして9回2死一、二塁から中里が左前にサヨナラ打を放った。左前に転がった瞬間は、際どいタイミングに見えたが果敢に本塁に突っ込んで甲子園切符をもぎ取った。

 萩生田監督は「新チームになってコールド負けしていたのに、きょうのようなゲームが出来るとは思わなかった。選手に感謝です」と劇的な勝利をたたえ、接戦にも「終盤にチャンスはある」と選手を鼓舞し続けた。

 金井主将、萩生田監督ともに「泥臭く、堅実な野球でいきたい」と甲子園でも持ち味を発揮することを誓って笑みを見せた。

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2014年7月28日のニュース