都市対抗 29日決勝初の天覧試合 両陛下、6回ごろから観戦

[ 2014年7月23日 05:50 ]

昨年、決勝で2連覇を達成したJX―ENEOSは大久保監督を胴上げ

 天皇、皇后両陛下が29日に東京ドームで行われる第85回都市対抗野球大会の決勝戦を観戦される。宮内庁が22日、発表した。天皇陛下は皇太子時代の1959年に第30回大会を観戦して以来で、皇后さまは初めて。

 宮内庁などによると、今回、天皇、皇后両陛下は試合途中の6回ごろから観戦する予定で、試合終了後に優勝旗などを授与する閉会式も見られるという。

 都市対抗の天覧試合は、戦後間もない1947年の第18回大会が最初。昭和天皇、皇后両陛下と三笠宮さまが後楽園球場で行われた開会式、開幕戦の大日本土木―豊岡物産戦をご覧になった。開会式では両陛下はグラウンドに立ち、選手宣誓を受けられた。昭和天皇、皇后両陛下は69年の40回大会、準々決勝の日本生命―富士重工戦も観戦。しかし、決勝戦の天覧試合はこれまでなかった。今回の都市対抗野球は第85回の記念大会で、例年より2チーム多い34代表が出場している。

 ▼毎日新聞社・朝比奈豊社長 第85回の都市対抗野球大会決勝に、天皇、皇后両陛下をお迎えできることを大変光栄に思います。懸命なプレーで社会人野球の頂点を目指し、それぞれの地域を元気づける選手や応援団にも大きな励みになります。

 ▼日本野球連盟・市野紀生会長 天皇、皇后両陛下に国内のアマチュア野球の中でも最高峰の大会である都市対抗野球大会の決勝戦をご観戦いただけることは大変光栄なことです。郷土の期待を背負って試合に臨む選手たちの熱いプレーとともに華やかな応援合戦も楽しんでいただければ幸いです。

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