松井裕 圧巻の3者3K締め!デーブ代行「先発復帰」示唆

[ 2014年7月16日 05:30 ]

<オ・楽>9回に登板して最後を締めた松井裕

パ・リーグ 楽天7―1オリックス

(7月15日 京セラD)
 大量6点のリードがあったとはいえ、圧巻の奪三振ショーだった。楽天・松井裕が9回に3番手としてマウンドに上がり、3者連続で空振り三振。プロで初めて勝利の瞬間をマウンドで迎え「チームの勢いを止めないように、あす(16日)につながるように投げた」と胸を張った。

 先頭の糸井は129キロの外角スライダー、続くペーニャは123キロの低めのチェンジアップ、最後はT―岡田に122キロのスライダーでバットに空を切らせた。最速146キロ。18歳の高卒新人とは思えないマウンドさばきだった。

 今季は開幕から4試合に先発して3敗を喫し、4月下旬に2軍落ち。それでも課題のクイックや制球難を克服して6月上旬に1軍に戻ってきた。現在の防御率は4点台だが、中継ぎとなってプロ初勝利も挙げた7月は9試合で13回を投げて3失点、防御率は2・07だ。

 3連勝となった大久保監督代行は、松井裕について「頑張っている。(前半戦最終戦の)あすまでは中継ぎだけど、後半戦は先発もある」と明言。早ければ21日からの西武3連戦(西武ドーム)で先発復帰する可能性が出てきた。
 この日でプロ初の3連投も「去年まで高校野球やってましたから。気合です」と笑う。松井裕にはやはり先発マウンドが似合う。

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