パ新人王もハム戦力外…オリ榊原 育成から再出発好投

[ 2014年7月15日 05:30 ]

<オ・楽>力投する榊原

パ・リーグ オリックス1-2楽天

(7月14日 京セラD)
 今季最少2安打での連敗にもオリックスの森脇監督は「チームとしては明るい材料が増えてきた」と下を向くことはなかった。

 苦労人が復活への一歩を記した。今月8日に育成契約から支配下登録された榊原が7回2死一、二塁の場面で登板。藤田に安打は許すも、ジョーンズをスライダーで左飛に打ち取るなど、1回1/3を無失点に抑えた。10年のパ・リーグ新人王も右肩痛に苦しみ、昨年に日本ハムを戦力外となり、オリックスにテスト入団。背番号「52」のユニホームが間に合わず、前日の2軍戦までは「118」を着用していた。最速140キロと全盛期には及ばないが、経験と投球術で窮地をしのいだ右腕は「やっとスタートが切れた」と笑顔だった。

 6試合連続の1点差試合に監督は「続いたらいい。否が応でも集中できる」と不敵な笑み。厳しい戦いの最中に、新戦力が出現した。

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2014年7月15日のニュース