“83歳の女子高生球児”上中別府チエさんが始球式「最高でした」

[ 2014年7月6日 15:42 ]

<D・神>始球式を務める上中別府チエさん(手前)の肩をもむDeNA・中畑監督

セ・リーグ DeNA―阪神

(7月6日 横浜)
 昨年、「83歳の女子高生球児」として話題になった上中別府(かみなかべっぷ)チエさん(84)が6日のDeNA―阪神戦(横浜)の始球式を務めた。

 上中別府さんは79歳で川崎市立高津高定時制に入学すると、書道部などの文化部の活動とともに軟式野球部に所属。伝令役のほか、左翼の守備も経験した。全国大会への出場は逃したが、大きな話題に。今年3月に同校を卒業した。

 当時の野球部員も駆けつける中、マウンドで大きく振りかぶって投球。最後はゴロで捕手役の中畑監督のミットに収まり「夢の夢だった始球式ができて本当に楽しかった。最高でした。中畑監督には“頑張って”と声を掛けられ、肩をもんでもらいました」とニッコリ。元気の秘訣を問われると「目標や夢を持って毎日を過ごすこと。高校に通っている時は若い人からエネルギーをもらっていた。今の夢は水泳で背泳ぎができるようになって娘と競争すること」と答えた。

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