マー君 7回4失点でトップ12勝目、メジャー新人QS新記録は逃す

[ 2014年7月4日 11:47 ]

<ツインズ・ヤンキース>連敗ストップを懸け力投するヤンキース先発の田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース7―4ツインズ

(7月3日 ミネアポリス)
 ヤンキースの田中将大投手(25)は3日(日本時間4日)、敵地でのツインズ戦に先発し、7回を85球、9安打4失点(4自責)で6月17日のブルージェイズ戦以来、メジャー単独トップの12勝目(3敗)を挙げた。田中はメジャーリーグ新人としては新記録となる17試合連続クオリティースタート(QS、6回以上投げて自責点3以下)は達成できなかった。試合はヤンキースが7―4で勝った。

 初回、先頭のドジャーに中前打されると三振での1死後にパームリーに内角低めをすくわれ右二塁打で先制点を許した。3回には先頭のフルド、ドジャーに連打され一、三塁からスズキが二塁横に落ちる内野ゴロで1点を追加された。

 4回は3者凡退、5回は1死後に安打で走者を出したが、この日2安打のドジャーを併殺に打ち取り勝ち投手の権利を得た。6回は先頭のスズキが二塁打を放ち、三進後に内野ゴロで本塁に還って1点差とされたが後続を断ちリードを守った。

 7回に1死後からプルーフ、エスコバルに連打を浴びて1点を失いこの日4失点(自責4)となり、惜しくもQSのメジャー新人新記録に届かなかった。この後救援陣が抑え田中は12勝目を手にした。

 ヤンキースは3回、イチローが中前にチーム初安打を放ったが後続が併殺に倒れた。5回に先頭のテシェイラ、マキャンの連打で一、二塁としベルトランが右越えに9号3ランを放ち逆転、ウィーラーにもメジャー初本塁打となる1号ソロが飛び出し1点を追加した。1点を返された7回にはイチローの四球、ウィーラーの中前打で好機をつくりライアン、ガードナーの連続適時打などで3点を追加した。7回に1点を返されたがリードを守り切り連敗を5で止め5割に復帰した。

 イチローは「7番・右翼」で先発、3、9回に中前打を放った。四球を選んだ7回は後続の適時打で得点。試合後、試合前のチームの雰囲気を聞かれ「それぞれにあったかもしれないが、何かがあったわけではない」と答えた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月4日のニュース