なぜ?楽天ドタバタ…シーズン3人目監督、選手には動揺も

[ 2014年7月3日 06:25 ]

<オ・楽>4回無死一塁、ラッツの2ランにガッツポーズの大久保監督代行(左)
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パ・リーグ 楽天2-0オリックス

(7月2日 京セラD)
 チーム低迷の打開策として楽天球団が下した決断は、指揮を執って約1カ月の佐藤監督代行の交代だった。

 オリックス戦の試合前、京セラドームで会見を行った楽天の安部井寛チーム統括本部長は、大久保2軍監督を昇格させた理由について「いまひとつ波に乗れてないチーム状況でまだ70試合以上あり、盛り返さなければいけない。(大久保監督代行は)選手とのコミュニケーションが優れている。明るいので、チームの雰囲気も変わると思う」と説明した。

 大久保監督代行は現役時代は西武、巨人で活躍。明るいキャラクターで「デーブ」の愛称で親しまれた。12年に楽天の打撃コーチに就任し、昨年から2軍を指揮していた。今回の配置転換で、2軍監督代行には酒井勉2軍チーフ投手コーチが就任する。星野監督が復帰した場合の大久保監督代行のポジションについては、安部井本部長は「未定」とした。

 前半戦で早くもシーズン3人目の指揮官は異例の事態。三木谷浩史オーナーの意向も働いたようだ。仙台市内で術後のリハビリを続けている星野監督は、安部井本部長からの報告を受け「残念だ」と話したという。

 試合前に伝えられた選手には動揺も見られたという。主将の松井稼は「チームが良くなるために球団も考えている。選手は目の前の試合を全員で勝ちにいかなければいけない」とナインを代弁した。

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2014年7月3日のニュース