昨夏の甲子園V腕、前橋育英・高橋 内角攻めで投球に幅

[ 2014年6月29日 05:30 ]

創価戦に登板した前橋育英のエース高橋

 昨夏甲子園V腕の前橋育英・高橋光成(こうな)投手(3年)が28日、東大和市内で行われた創価との練習試合に「4番・投手」で先発した。2回を1安打無失点で最速141キロを計測。降雨のため3回表で打ち切りとなり「調子が良かったのでもう少し長く投げたかった」と残念がった。

 成長を見せたのは内角への制球力。2回、2人の打者にいずれも3ボール1ストライクから懐に直球を投げ込み、ストライクを奪った。内角攻めで投球の幅を広げ「もっと厳しく突いていきたい」と貪欲だ。5月以降4番に座った打撃では鋭い遊直を放った。1月下旬に骨折した右手親指は問題なく、投打にわたってチームをけん引する。今夏はノーシードから連覇を目指すが「僕らは(今春の県大会で)1回戦負けのチーム」と挑戦者の姿勢を貫く。7月6日には昨春センバツV腕の小島を擁する浦和学院などと最後の練習試合を行い、同14日の初戦を迎える。

 ▼日本ハム・今成泰章スカウト 球の質が上がってきた。だからこそ内角への制球にこだわっているのでは。

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2014年6月29日のニュース