阪神・建山 25日入団会見 中村GM「救世主になって」

[ 2014年6月25日 05:30 ]

阪神入りする建山

 阪神は前ヤンキース傘下3Aスクラントンの建山義紀投手(38)と契約合意に達し、25日に西宮市内で入団会見すると発表した。

 首位・巨人を5・5ゲーム差で追いかける猛虎に頼もしい男が加わる。日本ハムでは04年に最優秀中継ぎ投手に輝くなど通算438試合登板を誇る。在籍12シーズンで日本一1度、リーグ優勝3度経験し常勝軍団のブルペンを支えてきた。

 今季、阪神の主な右の中継ぎ投手は安藤の被打率・313を筆頭に、左打者よりも右打者に打たれている。10年オフに大リーグ・レンジャーズに移籍した建山はメジャー2年間で対左打者は同・272に対し右打者は同・200。救援陣の「弱点」をピンポイントに埋める存在。中村ゼネラルマネジャーも「経験と度胸が要求されるポジション。何とかブルペンの救世主になってほしい」と話し、巨人の坂本、長野、村田らを封じる切り札として期待を寄せる。

 中西投手コーチは「とりあえず下(2軍)で投げてから。どんなボールを投げるか見てから」とファームで数試合登板させ昇格時期を見極める方針。間もなくベールを脱ぐ「虎の建山」への期待は高まる一方だ。

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2014年6月25日のニュース