岩隈、今季最短6回途中降板 5点リード守れず5失点

[ 2014年6月21日 12:45 ]

ロイヤルズ戦に先発したマリナーズの岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ7―5ロイヤルズ

(6月20日 カンザスシティ)
 マリナーズの岩隈久志投手(33)は20日(日本時間21日)、カンザスシティでのロイヤルズ戦に先発登板し、今季最短となる6回途中5失点で降板した。チームは7―5で勝利。岩隈に勝敗は付かなかった。

 初回に1点を先制してもらった岩隈はその裏、3者連続三振に仕留めるなど快調なスタート。マリナーズ打線もズィニーノの8号ソロ、モリソンの2号2ランなどで岩隈を強力援護し、5月表までに5―0と大量5点のリードを奪った。

 だが、それまで散発2安打4奪三振に抑えていた岩隈が5回裏、突然崩れる。1死からペレスに左越え8号ソロを浴びると、ケーンに二塁打された後でムスタカスに右越え8号2ランを被弾。この回3点を失って5―3と2点差に詰め寄られながらも勝利投手の権利は得た。だが6回、バトラー、ゴードンに連打を浴びて無死一、二塁としたところで降板。そして2番手・リオーネが岩隈の出した2人の走者に本塁生還を許し、岩隈の6勝目は消滅した。岩隈は5回0/3で76球を投げ、9安打1四球5奪三振5失点という投球内容だった。

 5点差を追いつかれたマリナーズだったが、9回からロイヤルズの3番手として登板したホランドから先頭のミラーが勝ち越しとなる6号ソロ。さらに1点を加えて7―5とし、最終回を7番手・ロドニーが2安打されながらも無失点に抑えた。

 ▼岩隈の話 ボールは悪くなかったけど、相手打線の勢いにのまれてしまった。(最初の本塁打は)ボール自体は悪くなかった。いい打ち方をされてしまった。あのホームランでちょっとリズムを崩してしまった。

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2014年6月21日のニュース