ソフトBに救世主!飯田、初黒星も好投!秋山監督は称賛

[ 2014年6月16日 05:30 ]

<ソ・D>プロ初先発し6回途中2失点の飯田

交流戦 ソフトバンク1―5DeNA

(6月15日 ヤフオクD)
 正念場だった。1点リードの6回無死一塁、打席にはキューバの至宝・グリエル。2打数無安打に抑えていたが、2打席とも他球場なら柵越えしてもおかしくない大飛球だった。ソフトバンクの12年の育成ドラフト3巡目左腕・飯田は自然と力が入った。

 「5回、グラウンド整備の時間があって、四球だけは駄目だと考えた。(無死一塁から)グリエルは1、2打席いい当たりをされていたので、低めの意識が強かった」

 それまで無心で投げていたが、初めて力む。2連続の四球を与え5回0/3で降板。2番手・森福が打ち込まれ、プロ初先発で初黒星を喫した。

 ただ、5回までは理想的だった。散発の4安打無失点5奪三振。「(バットの)ヘッドが外回りの打者が多かったので、スライダーを多めに投げた」。84球のうち、スライダーは5割の42球を占めた。VTRで研究し、初対戦のDeNA打線が苦手とするコースに最も得意とする球を投げ続けた。

 首脳陣からは称賛の声が多かった。「投げっぷりはよかった。いい投球だったと思うよ」と秋山監督。首位・巨人とは2ゲーム差まで広がったものの、まだ交流戦優勝の望みはある。21日の巨人戦(東京ドーム)は帆足の先発が決まったが、岩崎、大隣と争った22日の同カードの有力候補に飯田が浮上。寺原、ウルフと故障者が相次いでいた先発陣に23歳の救世主が出現した。

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2014年6月16日のニュース