西 2ストライク時の被打率リーグ1位!ツバメも斬る

[ 2014年6月3日 05:30 ]

<オリックス投手練習>リラックスした表情を見せる西

 4日ヤクルト戦(京セラドーム)の先発が有力なオリックスの西勇輝投手(23)が、“必殺球”を武器にツバメ封じに挑む。その武器とは、2ストライクと追い込んでからの決め球。自慢の直球かスライダーか、それとも…。今季、パ・リーグの規定投球回以上の投手で、2ストライク時被打率では西の・098が最も低い。同僚の金子・115を抑える数字をたたき出している。

 西は「まだ序盤戦なので何とも言えないが、リズム良く投げられていることが一番なのかな」と分析。マウンド上で声に出して確認することなど、どんな状況下でも冷静さを保つ意識が結果につながっていそうだ。だからこそ、期待するのがツバメ封じだ。

 12球団最高のチーム打率・291を誇り、3割打者が4人。2ストライク時の打率も畠山・314、山田・315、川端・268、バレンティン・245と高い。特にバレ砲は追い込まれても7本塁打、17打点と最高の数字を出している難敵。西流の「追い込んで勝負」がカギを握りそうだ。

 この日は、ほっともっと神戸での投手練習に参加し、ブルペン投球などで汗を流した。先週に初黒星を喫して、連戦連勝記録は8でストップ。ただ本人は「(5月13日の)楽天戦で球団タイ記録になってから気にならなくなった。だからこそ、その後の阪神戦からの投球が大事になる」と心中を明かした。「一戦一戦」と口ずさむ西のつばめ返しに、まずは期待が集まる。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月3日のニュース