西武　１９安打１３得点で阪神に連勝　雄星が思い出の地で２勝目

＜神・西＞力投する西武先発の菊池

交流戦 西武１３―２阪神

（5月29日 甲子園）
　甲子園で西武が大量１３得点を挙げて阪神に連勝した。

　２―２の同点で迎えた６回、２死三塁の場面で阪神２番手の鶴から炭谷が右翼線への適時３塁打で勝ち越すと、続く金子も右越えの適時３塁打で加点。その後、３番手の加藤から秋山にも中前適時打が飛び出して、この回一挙３得点。終盤の７、８、９回にもそれぞれの回に加点した。

　先発の菊地は１回に２失点されるが、その後は阪神打線に得点を許さず、６回を投げ切って２失点。高校時代の思い出の地である甲子園で４月１９日のオリックス戦以来の白星となる２勝目を挙げた。

　阪神は４回途中から先発の岩崎を引き継いだ２番手の鶴が誤算で、その後もマウンドに上がる投手陣が西武打線の勢いを止められなかった。打線は残塁１２と拙攻で、パ・リーグ最下位の西武に痛い連敗を喫した。